[ GROOVE ]矢の側を溶接(記号が基準線の下) 反対側を溶接(記号が基準線の上)
V形開先溶接の溶接記号
Single-V groove weld / JIS Z 3021:2016
記号の意味
両方の母材の端面を斜めに削り、断面がV字形になる開先を設けて溶接する継手を表す。開先断面の形をそのまま記号化したもので、開先記号の中で最も基本的な形といえる。
書き方と注意点
- 記号を基準線の下側に描けば矢の側、上側に描けば矢と反対側の溶接を表す(JIS Z 3021 の配置ルール)。
- 開先角度は記号の外側に、ルート間隔は記号の中に記入する。
- 開先深さ(開先を取る深さ)は記号の左側に記入する。
矢の側・反対側の描き分け
記号を基準線の下側に描けば矢が指す側(矢の側)、上側に描けば矢と反対側の溶接を表す。
寸法の記入例
開先角度60°・ルート間隔2mmの場合
記号の中に「2」、記号の開き側に「60°」を記入
よくある質問
Q. V形とレ形はどう使い分けるか。
A. V形は両方の母材に開先を取るのに対し、レ形は片方の母材だけに開先を取る。相手材を削れない場合や、開先加工を片側に集約したい場合にレ形を選ぶ。
Q. X形との違いは何か。
A. V形は片面のみの開先、X形は表裏両面にV形の開先を取る形状を指す。厚板で片面V形にすると溶着量が過大になる場合に、X形へ切り替えて両面から溶接する。